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レース中にひと息入れること。スタートからゴールまで一気呵成に走ることはとても無理で、道中競り合う形で走っていると息が入らなくてバテてしまうというケースはよく見かけるし、後方から行く馬でもうまく息が入らないと最後のスパートが利かず、追い込み不発に終わることになる。うまい騎手はこの息の入れ方が上手なものだ。またレース間隔を開けることをひと息入れるというが、使い込んでいて疲れを取るときやリフレッシュを図るときで、故障で休養するときにはいわない。息が入(はい)るという場合はレースや調教の後、息の上がった状態から、通常の呼吸の状態に戻ることで、「息の入りがいい」というように使う。